
前回は分類について軽く触れたから、今回は具体的な例を出して紹介するよ!
シロナガスクジラの分類を見てみよう!

早速だけど、世界一大きい生き物が何か知ってる?

クジラ!

そう、シロナガスクジラ。


ちなみに「白」「長洲(※大きい)」「鯨」という意味だから、
白くない「ナガスクジラ」もいるよ!


偶蹄目ってウシ?え、クジラって牛の仲間なの?

そうだよ!
昔は完全に別の生き物だと思われてたから、
クジラはクジラだけの「鯨目」に属していたんだけどね。
そもそも偶蹄目って何?

偶蹄目は文字通り「ヒヅメが偶数ある生き物」のグループだよ!

てことは「ヒヅメが奇数の生き物」のグループもあるのかと思った?
その通り、馬とかが「奇蹄目」として分類されてるよ!「偶蹄目」と「奇蹄目」は蹄があるから近いだろうと思われてたんだけど、実はそうでもなかったっていう……。

脱線してる脱線してる

おっとごめん。
偶蹄目はラクダ、イノシシ、カバ、ウシなんかが含まれるよ。

クジラと偶蹄目との関係について

だったんだけど、20世紀になって新しい化石、「パキケタス」が発表されたんだ。
偶数のヒヅメを持つ陸の生き物なんだけど、これがクジラの先祖なんじゃないかって話になってね。

クジラは昔陸で生活してた生き物の進化先なのがわかったってこと?

そういうことだね!
このパケキタスは5300万年くらい前に生息していたと考えられてるよ。

そしてクジラのDNAを詳しく調べてみた結果、
クジラとカバはかなり近い生き物だということがわかったんだ!

え、その化石がクジラとカバの先祖だったってこと?

いや、パケキタスはあくまでクジラの先祖だよ。
クジラとカバが別れたのはもっと昔だろうって言われてる。


進化のイメージはこんな感じで変わったよ。
そしてクジラは「鯨目」から「鯨偶蹄目」へ

そうして1997年、「鯨目」は「偶蹄目」と統合されたんだ。
この頃は科学の進歩で、化石やら遺伝子やらでわかることが増えていってたんだね!

新しい発見で前提が変わる話って本当にあるんだなあ。

昔はよくわかってなかったから別物扱いが通じてたけど、
進化ルートがわかってるのに「カバと分岐したけど別のグループです」はナシだからね。


ところで大丈夫?「鯨偶蹄目」だと元々偶蹄目だったやつらのインパクト負けてない?

だってクジラだしなあ


どう?勝てそう?

なんか、こう……配慮!
まとめ
- クジラは元々「鯨目」というグループにまとめられていた。
- 新たに化石が発表され、クジラの祖先が陸上生物であることがわかった。
- クジラの遺伝子を調べた結果「偶蹄目」であるカバに近いことがわかった。
- 「鯨目」と「偶蹄目」が統合され、「鯨偶蹄目」になった。

生き物の分類や進化についてはまだまだわかってないことも多いよ!
そんな中でこういう変化があることを知ると、科学の進歩と研究の醍醐味を感じるね。



